季節で育てるぬか床|夏(野菜と管理)

夏はぬか漬けを楽しむ|おすすめ野菜とぬか床の管理方法

気温が上がり、ぬか床の発酵が一気に進む夏。
香りも味もぐっと力強くなり、ぬか漬けがいちばんおいしく感じられる季節です。

初夏に加えた山椒の実の爽やかさもなじみ、
ぬか床は少しずつ、“我が家の味”として輪郭を持ちはじめます。

■夏野菜のぬか漬けを楽しむ

色とりどりの夏野菜を盛り合わせて、オリーブオイルをひと回しすれば、りっぱな前菜やおつまみになります。


■夏におすすめの野菜と漬け方

・新生姜

皮ごと洗ってカット
→ 2〜3日

・おくら

塩で板ずりして洗う
→ 半日〜1日

・みょうが

根元に十字の切り込み
→ 約1日

・ズッキーニ

縦半分または食べやすくカット
→ 約1日

・パプリカ(ピーマン)

種を除きカット
→ 約1日

・プチトマト

爪楊枝で数カ所穴をあける
別容器で漬ける


→ 1〜2日


■応用素材

・ウリ、青パパイヤ

縦半分にして種を除き、軽く塩をふり、種の部分にぬかを詰めて漬ける


・天日干し野菜

きゅうり・ズッキーニ・かぼちゃなど
→ 数時間干してから漬ける

※旨みと食感がぐっと変わります


■ 漬けるときのポイント

  • 新鮮な野菜を使う
  • 水分はしっかり拭き取る
  • 水分が多いもの・香りが強いものは別容器で

■ 外出時のぬか床管理

・2〜3日

そのまま冷蔵庫へ


・約1週間

表面をラップで覆い、空気を遮断して冷蔵保存

■山椒の葉で休ませる

ぬか床の表面を山椒の葉で軽く覆うと、香りづけと簡単な抗菌の役割になります。

私は冷凍保存しておいた山椒の葉を使っています。
手に入りにくい場合でも、冷凍しておくことで一年を通して使うことができます。

再開時は、そのまま混ぜ込んで問題ありません。
気になる場合は取り除いてください。


・2週間以上

冷凍保存

手順

・野菜をすべて取り出す
・ぬか床をよく混ぜる
・袋に入れて空気を抜く
・冷凍保存

→ 再開時は自然解凍してそのまま使用


■ 夏のぬか床トラブル対処

・白い膜(産膜酵母)

→ 混ぜればOK(気になる場合は取り除く)


・水分が多い

①乾燥野菜を入れる(切り干し大根など)
②足しぬかをする
③水取り器を使う(最終手段)


・水分不足(シンナー臭)

→ 水分の多い野菜を入れる


・発酵が進みすぎる(酸っぱい)

→ 冷蔵庫で調整・足しぬかなど

※詳細は初夏の記事へ


■保存の考え方

基本は冷蔵庫で管理。

涼しい日は常温に戻して発酵を促し、

味を見ながら行き来して整えていきます。


■ひとこと

夏のぬか床は、人間と一緒で暑さで状態が変わりやすい。

手を抜けばすぐに表情を変え、
手をかければ、まっすぐ応えてくれる。

暑さのなかで揺れる発酵を見守りながら、
その日のちょうどよい加減を探していく。

それが、夏のぬか漬けの難しさであり、面白さのひとつです。

▶ 季節で育てるぬか床のまとめはこちら