季節で育てるぬか床
ぬか床と暮らす一年の記録。

春に仕込み、
初夏に香りを重ね、
夏を味わい、
冬前にととのえ、
冬を遊ぶ。
このページでは、ぬか床とともに過ごした一年の手しごとを、季節ごとにまとめています。
ときに見て見ぬふりをして、ぬか床の機嫌を損ねてしまうこともある。
それでも、再び手を入れると、機嫌よく応えてくれる。
その繰り返しが、日々の暮らしの中で続いていきます。
はじめての方も、途中からの方も。
ぬか床のある暮らしを、どうぞ気軽に楽しんでみてください。
ぬか床について
ぬか床と向き合う前に、
その基本を少しだけ。
ぬか床は、米ぬかに塩と水を加え、発酵させて育てていくものです。
そこには乳酸菌や酵母が息づき、
野菜の水分や養分を受け取りながら、味が深まっていきます。
ぬか床を支える小さな道具
精米機を取り入れるようになってから、ぬか床は以前より安定し、トラブルも少なくなりました。
その都度、精米したてのぬかを加えられることが、よい状態を保つひとつの助けになっています。
無理なく続けられることが、結果的にぬか漬けとよい関係を保つコツになっているように感じます。
ちなみに私は精米機はコンパクトなものを選びました。
収納や扱いやすさを考えると、このサイズ感が私にはちょうどよく、購入の決め手にもなりました。
小さな選択ですが、それが日々のぬか床を支えるひとつの形になっています。
■ 春・はじまり
春|ぬか床づくりのはじまり
ぬか床を一から仕込む基本の回。
容器選び、材料、仕込み、捨て漬けまで。
→春|ぬか床づくりはこちら
■ 初夏・整える
発酵が活発になる季節。
山椒の実を加え、ぬか床に初夏の香りを重ねていきます。
→初夏|ぬか床に山椒の実を加えるはこちら
■ 夏・向き合う
きゅうりなどの夏野菜を楽しみながら、
発酵が進みやすい時期の管理方法や、留守中の工夫もまとめています。
→夏|ぬか漬けを楽しむはこちら
■ 冬前・ととのえる
季節の変わり目に、ぬか床をやさしく仕立て直す回。
柚子の香りで全体を整え、冬を迎える準備をします。
→冬前|柚子を加えるはこちら
■ 冬・楽しむ
静かな季節に、少し遊び心を。
定番以外の素材で広がる、ぬか床の楽しみ方。
→冬|変わり種はこちら
■ おわりに

今日のぬか漬けは「いい漬かり具合だね」と言ったり、「今日は少し酸っぱいね」と言ったり。
そんな味のやり取りも、ぬか漬けの楽しみのひとつです。
20代の頃からぬか床を始めては、何度もダメにして、そのたびにやり直してきました。
あの頃の積み重ねが、今のぬか床につながっています。
ようやく、ぬか床と向き合う気持ちに、少し余裕が生まれてきたのかもしれません。
