
「暑くなる前にキャンプに行こうか」
「どうせ行くなら2泊3日だよね」
GW前からyamabonの2人で、そんな話をしていた。
早速、以前よかったキャンプ場や、行ってみたいキャンプ場をリストアップ。
5つほどのキャンプ場を候補にあげたところでリスクをチェック。そう、クマ出没の。
すると候補にあげたすべてのキャンプ場周辺で目撃情報が。なかには数日前なんて場所も。
テント泊のキャンプでクマとの遭遇は危険すぎる。そこで再度、候補地を探すことに。
周辺で直近のクマ出没記録がなく、設備が整っていて、温泉が近くにあって、平日でも営業しているところ。そんな条件にぴったりのキャンプ場が見つかった。
それが静岡県掛川市にある「ならここの里キャンプ場」だ。

ようやく見つけたクマのリスクが低いキャンプ場
掛川市のWEBサイトによれば、直近のクマ目撃情報は昨年の12月だけ。しかも、死体での発見。場所も離れているようなので、クマは問題なさそうと判断。
設備に関しては、電源付きもあれば、フリーサイトや広めの区画サイトを選べる。
しかも、敷地内に日帰り入浴できる温泉まである。
「名古屋から近くて、クマが出ないキャンプ場は、ここしかない!」と行き先が決まった。
しかし、時は梅雨の真っ只中。天気予報では、連日、傘マークが並んでいた。
毎日天気予報をチェックしていると、数日後になんとか3日間、雨が降らない可能性がある日程を見つけた。
キャンプ場は、ネット予約が可能だったが、混雑状況はわからない。
そこで電話をして聞いてみた。
せっかく平日に行けるのだから、静かにキャンプしたいから。
3日前の電話で、予約はフリーサイトに1組だけと教えてくれた。
しかも、ネットでは当日予約はできないが、電話なら当日でもOKと教えてくれた。
とても親切なキャンプ場だ。
仕事を休めるタイミングと天気予報で梅雨の晴れ間が重なった3日間で決行することに。
2日前に予約を完了した。予報では最高気温29度、最低気温21度。夏本番前に快適にキャンプができる最後のチャンスだ。

ローカルスーパーをはしごして食材を調達
平日朝の東名高速上りのトヨタの通勤渋滞が終わるころに自宅を出発。
掛川市内にあるJAの直売所や、ローカルのスーパーマーケットを巡って、食材やお酒を調達。
掛川駅周辺だけでもローカルスーパーが4~5軒あり、魚も肉も野菜も酒も、どこへ行っても新鮮な地の食材が揃っていた。さすが静岡。
市街地からキャンプ場までは、40分ほど。山道は狭いので注意は必要だが、アクセスはそこまで悪くない。
今回は、林間の区画サイトを利用。サイトの指定はできないが、ほかに利用者がいなかったため、好きなところに変更してもOKとのことだった。
しかし、キャンプ場の方がすすめてくれた12番サイトが悪くなかったので、そのままそこにテントを張ることに。
大きな木が木陰を作り、土手の向こうには清流がある。
サイトはフラットで水場やトイレも近い。

2年前に入れ替えたサバティカルの大きなタープを張り、その下に30年以上前のモスのテントをセット。
クルマを少し離れたところに置いても余裕たっぷり。かなり広い区画サイトだ。
すぐうしろには川が流れ、吊り橋がかかっていた。敷地内の温泉に行くには、この吊り橋を渡る。
すべてのセッティングが終わってから温泉へ。露天風呂から見える周囲の山のグリーンと青空の美しいこと。
サイトに戻り夕方からビールを飲みながらのんびりと炭をおこした。

出かけた先の食材で楽しむキャンプ飯
アユ、イカ、トウモロコシにアスパラガス、そして、万願寺。
地産の食材をキャンプ前に取り寄せた備長炭でじっくりと焼いた。
すべてが美味しいこと。

食事に合わせたお酒は、地元の開運。縁起のいい銘柄だ。端麗で飲みやすいお酒だった。
ジョロキア級に辛い万願寺以外、どれも最高に美味しく焼けた。
なかでも、うちの料理家がさっと仕込んでくれたイカのうまいこと。新鮮な焼津のカツオは生でいただいた。山の中で海の幸まで美味しいとは、静岡最高!
備長炭でさらにおいしく焼き上げる



その日は、遠くのフリーサイトにオートバイキャンプの2人組がいただけ。静かな夜だった。
テントに入ると、なにやら動物が歩く気配が。外へ出てみると、白と黒の猫ちゃんだった。
食材もゴミもクルマの中に入れておいたので被害もなし。
夜中にサッカーの日本―ブラジル戦を観ていたら、ちょこちょここちらの様子を見に来ていた。なんかかわいい猫だ。

キャンプ場内の温泉で朝風呂

2日目は、キャンプ場から一歩も出ないことに決めていた。
温泉がオープンする朝10時を待って朝風呂へ。

料理をしたり、お酒を飲んだり、ひがなのんびり過ごした
サイトに戻ってからは、前日に続いて炭をおこして、ゆっくりと食事の準備をした。
この日は料理家のリクエストで、1品、レシピ撮影をすることに。
料理は、鰻のパエリア。

鰻は、前日に買ってきたもの。これを丁寧に炭火で焼いたら、まあうまいこと。
きちんとした鰻屋さんのような味に仕上がった。備長炭の仕事だろうか。
こちらのレシピは、BE-PAL.NETで公開されているのでぜひチェックを。

キャンプで楽しむ簡単で美味しい燻製
ランチのあとは、スーパーマーケットでいただいた段ボール箱を使って燻製を楽しんだ。
以前は、キャンプに行くたびに燻製を作っていたが、できたばかりのベーコンをカラスに奪われてからは、すっかりやらなくなっていた。
食材はほかにもたくさんあったので、カマンベールチーズと鮭だけをじっくり燻した。
すいかの段ボール箱は、厚みがあり安定感もばっちり。燻製づくりにぴったりだった。
数時間後に飴色の燻製が完成。ワインにもビールにもウイスキーにも合う最高の味に仕上がった。


さらに木陰でビールやワインを飲んだり、川沿いを歩いたり、ゆっくりとキャンプ時間を楽しんだ。
夕食は、地元産の牛肉や鶏肉を焼いていただいた。どれも美味しかったけれど、掛川牛のうまさに驚かされた。相当こだわって飼育しているのだろう。さらっと上品な脂の味や、肉の味の濃さが素晴らしかった。
この日も遠くのフリーサイトにソロキャンパーが一人だけ。ほんとうに静かなキャンプを楽しめた。
そして、日が暮れると、またまた猫ちゃんがやってきた。
素晴らしき掛川の食材

夜は涼しく、昼も暑すぎない。キャンプ場を出るまで雨が降ることはなかった。
最終日は、ゆっくり道具を撤収して、10時すぎにチェックアウトした。
せっかく静岡に出かけたので、ランチは、ハンバーグが大人気のさわやかに寄ることに。
マップで検索して、最寄りのさわやかを目的地にセット。
到着すると様子がおかしい。どうみてもレストランではなく体育館なのだ。
マップをよくよくみると「さわやかアリーナ」と書かれていた。
そう、そこは、さわやかがネーミングライツをした体育館だったのだ。
でも大丈夫。そこからクルマで5分ほどのところに店があったから。
11時過ぎで少し待ちがあるほど混んでいた。
駐車場には、県外ナンバーが目立つ。さすが、さわやか人気は健在だ。

ゆっくりハンバーグを食べてから、次に蒲郡を目指した。
途中、東名高速の浜松SAに寄り道。40年ほど前にBMXレースのために遠征する際に、必ず寄っていた思い出のSAだ。
浜名湖を見おろす景色は変わりなく。店舗は、新東名のSAよりもローカル感があっておもしろかった。
しかも道路は新名神より格段に走りやすい。理由は、大型車の少なさと、トンネルの少なさにある。
新東名の豊田東と新城の間は、2車線で交通量が多く、大型車の割り込みがひどい。さらにトンネルの多さも気になるところ。事故が多いことで知られる区間だ。
今回、久しぶりに東名を使って、この区間は新東名よりも東名を通ったほうが快適であることがわかった。次から東京方面に行くときには東名の一択だな。

豊川で一度、東名高速を降りて、蒲郡にあるサンヨネというローカルスーパーへ。
ここは品揃え、品質、価格のバランスが高レベルで整った素晴らしいスーパーマーケット。
肉は飼料にこだわっていて、PB商品の冷凍食品や加工食品の多くは無添加。
それでいて、高級スーパーのような価格ではなく、庶民派スーパーの金額で買えるのだ。そんな店がある蒲郡の人がうらやましい。
このスーパーを知ってからは、何かしら理由をつけては蒲郡に寄ることが増えた。
調味料や食材をたくさん仕入れて出発。夕方になり、ぽつぽつと雨が降り出した。
キャンプ中に雨はなく、このタイミングとはラッキー。
こうして、梅雨の晴れ間の2泊3日のキャンプは楽しく終了。
そのあとは、梅雨らしい雨の日と、高温の日が繰り返しやってきた。
ピンポイントで、ここしかない絶妙のタイミングでキャンプに出掛けられたことに感謝。
今回、キャンプに出かけた掛川は、ローカルスーパーが充実していて、食材の調達にも困らない。
キャンプ場は2泊で6000円と低価格で、トイレや水場などの設備も文句なし。夏の間は、川遊びもできそうだ。
もちろんクマとの遭遇もなし。
クマ騒動のおかげで素晴らしいキャンプ場の存在を知り、掛川のとっても豊かな食文化を満喫できた。
クマが怖くてキャンプを控えている人は、一度、ならここの里をチェックしてみるといい。
もちろん、静岡県内でも各所で目撃されているので、出かける前に最新の出没情報を確認することを忘れずに。
さあ次は、どこに行こうかな。
■ならここの里キャンプ場 → https://www.narakoko.info/

